世界一の長壽國?日本が抱える「健康壽命」の問題とは

日本は平均壽命84歳を誇る世界一の長壽國。しかも1980年代以降、この位置をキープし続けています。しかし、そんな日本も約200年前には平均壽命30歳代の短命國だったことをご存じでしょうか。日本の長壽化の背景には、抗生物質の開発をはじめとする醫學の進歩や、食生活の変化、醫療保険制度の充実といった、人々の努力や國の働きかけがありました。

しかし、醫學の進歩によって飛躍的に壽命が伸びる一方で、生活習慣病の急増や精神疾患、介護を必要とする高齢者の増加など、新たな問題が表面化しています。つまり、壽命は延びても、健やかに過ごせる時間=「健康壽命」との間には大きな隔たりがある。それが世界一の長壽國?日本の実情なのです。

1990年代をピークに減少し続ける生産年齢人口の減少、4人のうち1人が65歳以上となり、2025年には高齢化率は30%を突破、超高齢化社會を迎える日本。社會保障費?醫療費?介護負擔の増大……その行く末を見據えたとき、印刷テクノロジーの擔い手であるTOPPANには何ができるのか。
この國の健康と向き合い、「健康壽命」を伸ばすために、新たな道を切り開いたTOPPANの取り組みをご覧ください。

健康はコミュニケーションで支えられる。印刷會社だからこそできるヘルスケアへの挑戦

そもそも、印刷會社であるTOPPANが、なぜ健康の問題に取り組むのか?
そんな疑問を持つ方もいるでしょう。でも、その答えはとてもシンプル。人々の健康を支えるためには、健康狀態や病歴といった情報の管理と、その情報を適切にやりとりするコミュニケーション分野のノウハウが不可欠だからです。

創業以來、TOPPANはさまざまな分野で、企畫立案?制作?運用などありとあらゆるコミュニケーションに関わる課題解決に貢獻してきました。例えば情報をわかりやすく伝えるクリエィティブ、個人情報管理などのセキュリティ、事業を円滑に推進するプロデュース業務などもそのひとつ。

TOPPANが培ってきた印刷テクノロジー、すなわちコミュニケーションの力があれば、超高齢社會を迎える日本の未來は、きっと、もっと、明るいものに変えることができるはず。そんな信念のもとに、TOPPANの健康な社會づくりへの挑戦がはじまりました。

「今日はどのくらい歩けたかな?」という達成感を可視化し、楽しみながら継続する健康増進

TOPPANが健康増進の実現のために取り組んだアプローチ。そのひとつが、地域を巻き込んだ官民協働のさまざまなヘルスケア事業。その代表的なもののひとつが『健康ポイント事業』です。

『健康ポイント事業』とは、事前に配布した歩數計を持った參加者が歩數計を持って歩き、歩數計やアプリで計測した歩數をポイントに換算して、抽選でプレゼントが當たるというプログラム。

日々の頑張りが目に見えることが勵みになり、日常生活で気軽に楽しみながら継続して健康づくりができるこの仕組みは、現在、商店街など地域社會を巻き込んだ「街の活性化」にもつながっています。

健康×観光。『ヘルスツーリズム』という新たなアプローチ

『健康ポイント事業』が「地域」と「健康」を結びつけるものであるのに対し、「観光」と「健康」を結びつけたものが『ヘルスツーリズム事業』です。

TOPPANと自治體がタッグを組み、地元の観光資源を活かしながら、地域住民や事業者を巻き込んだ新しい健康?観光プログラムを開発。

例えば、群馬県のみなかみ町では、忙しい毎日を過ごす都市生活者をターゲットに「健康」をキーワードとした、滯在しながら楽しめるプログラムの開発などを進めています。

地域というスケールの大きなコミュニケーションを軸に、その地域に適した健康増進のかたちを考え、具體的なアクションへと変えていく。TOPPANだからこそ実現できるこの取り組みは、今、全國各地で多くの人を巻き込みながら、健康の在り方の未來を変える大きな流れになりつつあります。

多角的に健康を支え、未來を変える。TOPPANのヘルスケア事業のかたち

TOPPANは、こうした地域と連攜した取り組みだけでなく、多角的な観點に立って、健康増進?予防?未病に取り組んでいます。印刷テクノロジーをベースとしたコミュニケーションを磨き続けてきたTOPPANならではの視點と強みとは、いったいどんなものなのでしょうか。

まずTOPPANが重要だと考えているのは、個人が持つ健康への意識を変えること。どんなに醫療技術が発展しても、一人ひとりの気持ちや行動を変えなければ、社會全體の健康増進には繋がりません。そのカギを握るのが、通販事業などで長年にわたり培ってきた、商品の購買や店舗への送客促進、顧客管理のノウハウ。生活者一人ひとりに屆くコミュニケーションのかたちを導き出し、健康増進に繋がる行動変容や生活習慣の浸透を促すことができるのです。

また、健康や醫療に関わる個人情報を適切に守ることも大切な課題となります。この點でも、金融機関や企業に提供してきた國內最高レベルのセキュリティ技術と運営體制を持つTOPPANだからこそ提供できるソリューションが數多くあります。

さらに、薬や醫療器具を守る醫療用の包裝材や、誤飲などの事故を未然に防ぐ醫薬品ラベルの製造、ガンなどの早期発見に役立つ遺伝子解析システムの開発など、印刷技術をもとに発展させてきた醫療の世界を支える先進的なテクノロジーを數多く手がけていることも、TOPPANが持つ強みと言えます。

もはや避けられなくなった日本の超高齢社會の到來に向けて、印刷會社であるTOPPANが、印刷會社であるからこそ取り組むヘルスケアの領域……
誰もが自分自身の健康について考え、行動し、その行動を地域や社會が積極的に支え、健やかな人生を謳歌できる未來に向けて、TOPPANはこれからも、この國の健康と向き合い続けます。

印刷テクノロジーがつくり出す、住まいとまちのミライ